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February 07, 2006

ロッパの「悲食記」

051205-001
2月7日(火)
 古川緑波は昭和を代表する喜劇役者・映画俳優です。明治36年、男爵家の六男として東京に生まれ、早稲田大学英文科に進んだインテリで、また自他共に認める食通でもありました。
 
 古川緑波(以下ロッパ)が「悲食記」という日記風のエッセイ残しています。
 これが、タイヘン興味深いのです。

 昭和19年5月17日(水)
 ロッパは、午前9時頃、会津坂下町駅に下車して岩井屋旅館へと向かいます。旅館は2階の十畳間で、山羊の啼き声がメエエエときこえて、侘しい。と記しています。
 
 そこで、朝食がでて、白米ではない七分搗きを、持参の缶詰と共に食しています。

 これが、我が町に初めて来た時の「食」となります。

 ロッパは「特別扱いで美味しいものを食べていた、庶民はそんなにいいものは食べていない」という方がいらっしゃいますが、本当にそういう感覚だろうか?

 「悲食記」を読むと、単純に上記のような感想は生じないように思えるのです。

 本も映画も、「どのように読むか」というのは、その人自身が試されていることなのです。
 「戦意高揚映画」だろうと何だろうとジャンルは問わず、私は興味があります。

 エキストラの少年少女役で出演していた人々がご健在な今、その人達に耳を傾けることが必要なのではないでしょうか。

 それが、「平和」を考えることになるのです。
 「戦意高揚映画」云々ではなくて、戦後どころか戦前になってしまった今こそ、「戦争」「靖国」「平和」を考えなければならないと思うのです。

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