中空の聖地“メテオラ”紀行
3月6日(月)朝
VAIO立ち上げメールチェック。
急いで朝食、ヨーグルトに蜂蜜が今日も「んめ~の」
家財道具4点をまとめる。
①スーツケース②カメラバッグ③ビデオカメラショルダー④デイバッグ
フロントのステキな女性に
「明日の夜戻って、また宿泊するからスーツケース預かってね」と頼んで、最寄の地下鉄の駅に急ぐ。
途中で左ポケットがジャラジャラいっているのに気づく。
オイオイ、ホテルの部屋のキーじゃねーかよ、とまたホテルに戻って返却。
地下鉄の切符を買いホームへ
昨日は反対方向のに乗ってしまいタイヘンタイだったので今日は良く確認する。
ラリッサというギリシャ国鉄の駅が始発となる。
駅の反対側に出てしまい、また地下道を戻る。
改札口が無いのが面白い。誰でも出入り自由。
自由も何も、ホームで宝くじ売りのオッちゃんが
「宝くじ買わんかねぇ~」とでも言っているのだろう、練り歩いていある。
物乞いの少年が近づいてくる。
列車はホームに滑り込んできて、定刻8:50amに発車する。
何せ、片道5時間の旅である。
スリッパと飲み物は欠かせない。
予想以上に清潔な列車で揺れも少ないのに感心する。
9:00amに車掌さんが検札にくる。
列車は、メテオラのふもとの街カランバカに向かっている。
ギリシャの地方を車窓から見ることが出来たので嬉しくなった。
牧場があり果樹がある。
桜も咲いている。
どこに行っても、白い壁と赤瓦の屋根の家屋で、美しい。
写真を撮りたくなる住居という点では、はるかに日本よりましである。
岩山が続く
警笛を鳴らしながら、途中の駅を通過する
そうだ、この列車はEXPRESSなのだった。
13:07amトリカラ駅着
客の大半が下車する。
始発から、私の周りの席を移動しているジイさんに、のどアメをあげる
「ヤポーノ?」とか言っていたから「日本のアメがぁ?」とでも言っているのだろう。
とうとうメテオラふもとの駅であり、街の名前でもあるカランバカに到着する。
カランバカに泊まり、明日の列車でまたアテネに帰るので、切符を求める。
しかし、駅員さん「Full」の一点張り、
オレはどうやって帰るのよ、ヘルシンキに行かなきゃならんのに・・・・
すると、近くに日本人のご夫妻らしき方がいらして、
「自由席で帰れるよ、座れないかもしれないけれど、大丈夫だよ」
との言葉にホッとする。
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Comments
海外の鉄道は驚きがあってほんとに楽しいですね。
ギリシャの鉄道は綺麗ですね。何年か前に
カルカッタから3等の列車に(50kmぐらいで50円)乗ったときは、列車のなかで、陶器つきの
茶を売りにきたり、麻薬を売りにきたりで。牛がいると
もう発車しませんでした。いつ着くかわからない。
ホームではどうどうと焚き火をして鍋で何かをぐつぐつ煮て
子供にたべさせている、わかいおっかさんがいたりしました。
カルカッタの駅などは人が多すぎて(素人や、観光客は)切符が買えないので、50円ぐらいのチップで切符を買ってもらうんですが、改札もなくあまり意味がなくて、そこでは切符というものはお金がある人だけ買う寄付のようなものとわかりました。
Posted by: へちま | March 08, 2006 11:31 AM