ついにメテオラへ・・・
3月6日(月)
タクシーの運転手さんが「メテオラ、メテオラ?」と言っている。
そのタクシーには、列車内で私がのど飴をあげたジイさんが客として乗っている。
列車降りて「大丈夫だよ」って言って下さったご夫婦の旦那さんが、タクシーの運転手さんと交渉している。
何故かドイツ語での交渉のようである。
英語ではなくドイツ語を知っている運転手さんである。
私とタクシー割り勘でチャーターしましょうか、となった。
1時間20ユーロで交渉成立、相場である。
タイヘンなのは、のど飴ジイさん。
トランクから荷物を出され、私達の荷物を詰め込み、タクシーから降ろされているではないか。
タクシーはゆっくりと山道を登る。岩山の間から、カランバカの街並が見える。
曇天なのが少々気になる。
タクシー内でご夫婦に名刺を渡したら、「会津の方なんですか?」と驚いている。
なんとその方は、福島県内の某大学の教授であった。
さあ、山も険しい、山頂も近い。
そうだ、これを見たかったのだ。
驚嘆以外の何者でもない。
片道5時間かけて来たかいがあった。
画像は、ルサヌー修道院1288年に建造された。
このように、天に向かう大岩石の上に建てられたいくつもの修道院。
ルサヌー修道院は、現在尼僧院となっている。
今もなお敬虔な修道士たちによる厳かな生活が営まれている。
かつては、橋も階段も無い修道院であった。
そのためにどの修道院も画像のような装置をもっている。
物資も人も吊り上げるのだ。
祈りと瞑想に身を捧げたギリシャ正教の修道士にとって
空と大地をつなぐようなメテオラの岩山は、修行の場としてうってつけだったのだ。
メテオラに来て良かったぁ・・・・・・
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Comments
良かったね♪~
なんか伝わってくるものあったよん。
Posted by: 陶李 | March 08, 2006 10:04 AM
行けてよかったねぇ!待ちわびてたのヨ、このレポート。
人間はこうまでして神に祈りを捧げようとするのですね。
メテオラとは宙に浮くという意味だとか。
感動を分けていただいて、感謝いたします。
Posted by: 奥会津分隊 | March 08, 2006 10:02 AM